
ボランティア活動とは、誰もが人間らしく豊かに暮らしていける社会を目指し、身近なところでできることを自らすすんで活動することです。
《ボランティア活動の原則》
ボランティア活動には、次の4つの原則があります。
| 自主性・自発性 | 他から強制されたり、義務としてではなく、自分の意志で行う活動です。 |
| 社会性・連帯性 | 誰もがいきいきと豊かに暮らしていけるように、お互いに支え合い、学びあう活動です。 |
| 無償性・無給性 | 金銭的な報酬ではありません。しかし、お金では得られない出会いや発見、感動、喜びを得ることが出来ます。 |
| 創造性・先駆性 | 今、何が必要とされているかを考えながら、より良い社会を私達の手で創る活動です。 |
《ボランティアの語源》
| ボランタール(ラテン語) | 自由・勇気・正義 |
| ボランテ(フランス語) | 喜びの精神 |
| ボランティア(英語) | 自発性に裏づけられた奉仕者、篤志者 |
《ボランティア活動の心がまえ》
ボランティア活動をするときの心がまえは決定的なものがあるわけではありません。しかし相手に迷惑をかけずに無理なく続けていくためには、次のような点を留意されたらよいのではないでしょうか。
●自分の身の回りのことからてがけること
私たちの周りには、身近な問題が顔を出しています。まず、小さなことから始めて、次に大きな課題に取り組んでいくことが大切です。まずできることから始め、自分の足下をかためることです。
●相手のニーズにあわせて活動すること
活動には相手があります。よかれと思ってやったことでも相手には迷惑になってしまうことも考えられます。自分のペースだけで行動するのではなく、相手の思いや願いに根ざして活動することが必要です。
●細く長く無理をしないこと
活動は、無理をすると続きません。ささやかな活動でも継続をすることに本当の意義があり、成果も現れてくるものです。そのためには、細く長く無理をしないでできる活動を自分の生活のリズムに取り入れて行うことが必要です。また自分には無理だと思ったら、はっきり断る勇気を持つことも必要です。
●約束を果たすこと
実りある活動をするためには、小さなことでも約束を果たすこと、責任を遂行することが必要です。ボランティア活動を成功させるには、責任ある活動の積み重ねで、いかに相手との信頼関係を確立するかにかかってくるともいえるでしょう。
●活動にけじめをつけること
活動できる時間や場所などには限界があります。自分の能力を知り、可能な範囲で目的に合わせて活動するよう、けじめをつけることが大切です。
●活動を点検し、記録をとること
活動には波もあるし、ニーズが変わってくる場合もあります。また、活動に慣れてくると、自分たちのペースで行動しがちになり、意義が薄れてしまうこともあります。自分自身を見直すためにも、活動を点検したり、また記録をとることによって実績の評価、反省をすることが必要です。専門家やリーダーによきアドバイスを受けるのもよいでしょう。
●絶えず学習し、自分を成長させること
ボランティア活動は、自分たちのもっている知識や技能やある価値、思いを社会的に提供し、そのことによって人や社会を潤し、ときには制度や環境さえ変革していく役割を担っています。そのためにも、ボランティア自身が知識的にも技術的にも人格的にも成長していかなければなりません。
●謙虚であること
ボランティア活動は積極性を要求されますが、一方では謙虚さも必要となります。決して「してあげている」のではなく、協力者であり援助者であります。善意というものは押しつけになれば、かえってマイナスになります。謙虚さも一つの武器です。絶えず尋ねる姿勢、学ぶ姿勢が必要です。それが信頼を生み、活動を助けるのです。
●家族や職場などの理解を得ること
ボランティア活動は自分だけではできないものです。家族や職場の同僚などの理解があって始めて続けられ、その成果が生まれるものです。そのためには活動を言い訳にして時間的にルーズであったり、信頼を裏切るようなことがあっては、活動にブレーキがかかります。活動を持続させるためにも周囲の理解を求めるよう努力を続けなければなりません。
●秘密を守ること
ボランティア活動の場は個人的なプライバシーを守らなければならないことが多いものです。活動を通じて人間関係などを耳にしたり、また相談を受けることも多くなりますが、必要なこと以外は決して他言しないことです。秘密を守ることで活動における信頼関係を強め、活動を実りあるものにすることでしょう。
ボランティアセンター TEL 048−966−3211